「桃の夭夭たる…」
ヒノエは樹上でつぶやいた。
その時、真下を通りかかった白龍が
「望美！ヒノエが結婚するんだってー！！」
と大声で言った。

（66文字）



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＠解説に代えて＠

大きな虫が、樹の上から落ちてきました（笑）

望美ちゃんは
「誰と！？」
と色めき立ち。

弁慶さんは
「おや、それはおめでとうございます。」
言外にどす黒いオーラを発しながら
「早速兄上に報告しなくてはなりませんね。」
とにっこり。

白龍は
「他の八葉にも教えてくるーー！！」
と走り去っていった。

そのあと、ヒノエが望美＆朔への弁解に要した時間○刻…。

そんな梶原邸でのひとこま。




下手にかっこつけるからだよ、ヒノエくん。（笑）
この詩は、詩経の『桃夭』という詩から引用しました。
結婚のことを詠ったものなので、人間の知識を学んだ白龍は、これだ！と思ったに違いないという、非常にわかりづらい理由をつけていました。


私の中では、ヒノエ氏はどうも三枚目に近いようです…。

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